新進の現場 香美市
国道195号 防災・安全交付金工事

お知らせ
2026.02.01
国道195号 防災・安全交付金工事
コンクリートも凍る? 厳冬のなか現場で起きていたこと☃️

寒さが本気を出してきた1月~2月、外に出るたび修行のようです。
それでも、澄みきった別府地区の空気に心が洗われるような清々しさを覚えます。
凛とした寒さの中にも静かな活力が満ち、深呼吸をするたびに気持ちがすっと整っていくようです。
この季節の別府地区が持つ透明感は、日々の忙しさをひととき忘れさせてくれます。

一方で、1月は「この時期としては10年に一度程度しか起きないような著しい降雪量・低温の可能性」という報道が、わずか1か月の間に3度もありました。
そのたびに現場は大きな影響を受け、結果として予定より2週間の遅れが生じてしまいました。
自然相手の仕事ゆえ、受け入れるしかない部分もありますが、3回とも相当な積雪を伴ったこともあり、さすがに気持ちが折れそうになる場面も…😥

先日、地域の皆様に見守られる中、大規模なコンクリート打設を無事に終えることができました。
作業に伴い大型車両の往来が増え、ご不便をおかけしましたが、皆様のご理解とご協力のおかげで滞りなく完了いたしました。
現場では、地域の皆様から時折温かいお声がけをいただき、大きな励みとなりました。
関係者一同、安堵とともに深く感謝しています。

コンクリートのお話
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、実は「コンクリートも凍ります」。
特に寒冷地域では注意が必要で、一日の平均気温が4℃以下になると特別な対策が求められます。
別府地区では平均気温が1℃程度の日がほぼ毎日続き、より一層厳しい環境です。
コンクリート打設後の養生はとりわけ重要で、コンクリート内部温度を「5℃以上」に保つことが品質確保の鍵となります。
硬化前に凍結すると、
• 水和反応が止まる(セメントと水が化学的に結びつき、熱を発しながら結晶化して固まる反応)
• 内部組織が破壊される(水が氷になる際に約9%膨張し、柔らかい組織を引き裂いてしまう)
• 強度が著しく低下する(一度壊れた組織は解凍しても元に戻らず、設計強度に達しない)
※現場では実際にコンクリート内部温度を測定する装置を設置し監視しています。

といった致命的な問題が発生します。これを「初期凍害」と呼びます。 この初期凍害を防ぐためには、打設直後のコンクリートを氷の膨張力に耐えられる強さまで育てる「保温養生」が欠かせません。 そこで「10年に1度レベルの寒さ」の中、私たちは打設後の構造物をブルーシートで囲い、その内部に投光器(ハロゲンランプ)を設置して表面と周囲の空気を温め、大型ジェットヒーターでブルーシート内部の全体を加温しました。火気を扱うため、2日間は深夜も現場で監視を続けましたが、その甲斐あって所定の養生を無事に行うことができました。
厳しい寒さの中でも、早朝には犬🐕🐾の散歩の途中で私の様子を見に来ていただいたり、地域の皆様からの温かいお気持ちに支えられました。
技術的な工夫だけでなく、こうした応援が現場の大きな力となり、関係者一同心より感謝しております。

夜中、車中で監視をしていたところ、突然目の前に大きな鹿が登場‼️🦌
慌ててカメラを構えたものの、シャッターを押す前に悠々と通り過ぎてしまいました。
まるで「撮れるもんなら撮ってみろ」と言わんばかりの風格で、こちらはただ見送るばかり…残念です😅

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