新進の現場 本山町
令和3年度 本山町役場新庁舎建設工事

進捗報告
2022.05.30
令和3年度 本山町役場新庁舎建設工事
3階機器据付完了

5月28日時点、3階の機器と鉄骨は、然るべき場所に無事収まり、棚足場の復旧も完了しました。 今後の上部の作業としては、翌週からの屋根木躯体工事の開始を待つのみというところです。

内部の方では、1階から内装下地が進んでおり、週中頃から外部サッシを取り付けていく予定です。

上の状況写真は、5月25日に3階の機械室に防災用発電機やタンク、空調機等を設置している状況です。 本作業のために投入したのは、70t吊りオルテレーンクレーン、黄色のクレーンです。

ブームやウェイトの組立で1時間、作業2時間半、解体で1時間。 半日で、お役目を果たして、お帰りになりました。 なんとももったいないように思われますが、その能力を存分に発揮してもらいました。

オルテレーンクレーンとしては、かなり小さい部類の型式になります。 現場に常駐している50t吊ラフタークレーンと比較して、ブームが特別長いわけでもなく、車体はむしろ短いにも関わらず、能力は段違いに高いです。

その秘密は、カウンターウェイトと、それを受けるだけの強度をもったシャーシの重量にあります。 今回は、12tのウェイトを搭載しています。 この構造を利用して、重たい荷物をより遠くに吊り込むことが出来きます。

一般的なラフタークレーンの場合、前方のみ能力を最大限引き出す、前方特別性能があります。 目的物が前方になるようクレーンを配置し、後方になるエンジンをウェイト代わりにする方法です。

それに対して、オルテレーンクレーンは、操縦席本体にウェイトを搭載できるため、360度同じ能力が発揮できるというわけです。 厳密に言えば、シャーシの重量を利用する後方特別性能?のような考え方もあるそうですが、カタログの範疇を超えるので、メーカーによる計算が必要です。 そこまでシビアな検討になる時は、迷わずメーカーさんにお願いしようと思います。

 

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