進捗状況
2021.04.23
31災 第1-2号 県道川之江大豊線道路災害復旧工事
New Resp工法。
New Resp工法。
私が、この現場を受注後に見に来た時に、最初に悩んだ箇所がこの吹付法枠工の施工です
どのように施工をしようか?実際にできるのか?現場へ乗り込んだ後も、しばらく悩みました。
当初設計時の考え方は、破損劣化した既存吹付法枠工をすべて撤去して、新規に同等の吹付法枠工を造成する内容でした。
・撤去はすべて人力であり、下部への運搬も人力。(工期の長期化は避けられない)。
・クレーン等も使用できない高さ、作業半径。
・施工箇所直下は車両通行帯(安全性を確保できない)。
そこで、発注者に提案をさせていただいたのが、今回の「New Resp工法」。
メリットは、
・既設吹付法枠工を撤去しなくて済む。
・撤去不要な分、下方へのコンクリート塊の落下の危険性は無し。
・施工期間中の弱点期間を最小とする。(撤去しないため現況より安全率の低下は無い)
・産業廃棄物の発生も大幅に低減(地球にやさしい)
など他にも多くのメリットがあります。
ただ、デメリットとして若干経済性に欠けることです。
しかし、費用対効果を考慮すると提案工法で施工を行う意味は大きくあります。
結果、発注者には「承諾」をいただき施工に踏み切りました。
詳細については、ニューレスプ協会 (newresp.jp)をご確認ください。